Shins Blog 304

写真のこととか本のこととか

タンバールに憧れて

L1003803A
Leica M10-P Lensbaby Velvet85



ライカにはタンバールというレンズがある。
1930年代に約3,000本ほど製造された90ミリF2.2のレンズだが、意図的に残した球面収差でボンヤリふんわりした独特の味わいが得られることやその寡少性ゆえにマニアの間では50~60万円で売買されていた。

ライカは2017年に当時とほぼ同じレンズ構成と外観を踏襲した復刻版の販売を開始。
僕は以前からこのレンズの描写に魅力を感じていたがこの復刻版も80万円以上というお大尽価格に手が出るはずもなく。
まぁライカ狂の粋人ならいざ知らずただの写真愛好家であれば「ぼんやりしたいなら安いオールドレンズやトイカメラで十分じゃないか」と考えるのも当然だろう。

で、僕の頭の中でもこのタンバールというのは、「そういうレンズもある」という程度の地歩しか占めていなかったが、たまたま今回LensbabyのVelvet85というレンズを入手して開放で使っているうちに「これはタンバールじゃないか!」と気が付いた。味わいがそっくりなのだ。いやタンバールを持っているひとからみれば「なにをいうとんねん」と呆れられると思うが。

そもそもこれら2つのレンズは
ライカ タンバールM  90mm/F2.2 レンズ構成は3群4枚 絞り羽根20枚
Lensbaby Velvet85       85mm/F1.8 レンズ構成は3群4枚 絞り羽根12枚
と非常に似ており、絞り羽根も開放で使えば枚数の違いも意味を持たない。
かたや81万5000円、かたや4万5000円。
暖かな冬の日差しの中、幸せな買物だったなぁとしみじみ思う。

 

ライカのタンバール紹介ページ
マップカメラの旧タンバール紹介ページ
マップカメラの新タンバール紹介ページ
ケンコー・トキナーのVelvet85紹介ページ